マツエクサロンの自宅開業で失敗しないための必勝マニュアル

マツエクサロンを自宅開業するためにはどんな準備が必要なのか、必要資金の目安はどのくらいなのか、自宅開業のメリットとデメリットは何か、そして、マツエクサロン自宅開業で成功するためにはどういうポイントを押さえればいいのか、今回はそれらについて解説していきます。

マツエクサロンを自宅開業するために必要な準備や資金の目安

マツエクサロンを自宅開業するために必要な準備としてまず挙げられるが、美容師資格の取得です。

もし美容師資格がないままマツエクの施術をすると、これは法律違反ですので発覚次第そのマツエクサロンは営業停止させられ、さらに罰金が科せられる可能性もあります。

ですからまずは美容師資格を取得し、そのうえで資金計画を立てて自宅の内装リフォームをし、必要な設備を準備し、さらにサロンオープンの10日前ぐらいまでには保健所に美容所開設届を出して実地検査をしてもらい、開業の許可を得るという準備が必要となります。

また、開業後には税務署に開業届も出しておきましょう。

そして気になる開業資金ですが、自宅開業の場合、内装工事費、ベッドまたはリクライニングチェア、材料一式、チラシなどの広告宣伝費、そして当面の運転資金などを考えるとおおむね200万~300万円程度が目安となります。

マツエクサロンを自宅開業することのメリットとデメリット

マツエクサロンを自宅開業することの最大のメリットは、やはりコスト面です。

店舗を借りて開業する場合は保証金や仲介手数料がかかりますが自宅ならこれが不要ですし、内装費用も店舗を借りるよりは安くつきます。また、月々の運転資金についても店舗での開業とは大きな差があり、自宅開業のほうが格段に運転資金も少なくて済みます。

開業資金と運転資金、トータルで見れば数百万円は自宅サロンのほうが少なくて済むという感じです。

ただし自宅サロンはどうしても店舗を借りるよりも立地面で不利となることや、外観をパッと見た印象での「お客の入りやすさ」も一般店舗と比べると不利というデメリットもありますので、その点は理解しておきましょう。

マツエクサロンの自宅開業を成功させるための2つのポイント

マツエクサロンの自宅開業を成功させるための大きなポイントとして挙げられるのは、積極的な情報発信です。

自宅サロンは店舗を借りての開業よりも周りから認知されにくいという不利があるからこそ、ここでマツエクサロンをしているということを広く知ってもらうことは大切です。

自宅の住所は知られたくない、家の外観は知られたくない、と考えてしまいがちですが、チラシやホームページなどに「詳しい住所はメールまたは電話でお問い合わせください」と書かれていて写真などでのイメージもまったくわからないような状態では、新規のお客にとっては不安しかなく、数あるマツエクサロンの中からわざわざ選んで行ってみようとは考えにくくなってしまいます。

住所はできるだけ記載し、さらに店舗とは違って一般住宅で場所がわかりにくいからこそ、地図などもわかりやすいものを掲載するなどの工夫をしておきましょう。

チラシやホームページに特典や割引つきのクーポンを掲載するというのも情報に興味を持ってもらうためのいい手です。

あと、チラシやホームページに家の外観の画像掲載をすることは特に必要ありませんが、マツエクサロンの雰囲気がわかる内装の写真や、お客が施術を受けるスペースの写真などは掲載しておきましょう。これらを載せるだけでも、お客としてはサロンのイメージがかなりつかみやすくなります。

そしてもうひとつ「このマツエクサロンではどんなマツエクが得意なのか」というのをお客に知ってもらうための工夫も必要です。施術例の写真を載せる、それが無理ならメニュー表を出したうえで、強みを持っているメニューについては「ナチュラルに大人っぽさを演出できるおすすめメニュー!」などと吹き出しを入れる、などといった工夫をしていきましょう。

積極的な情報発信でお客の不安を減らしたうえで得意な部分、強みとなる部分をアピールしてお客に興味を持ってもらうことが大切だということです。

マツエクサロンの自宅開業は手軽さが魅力だが工夫も必要

マツエクサロンを自宅開業することは、店舗を借りての開業よりもコスト面で大きなメリットがある分手軽だという点が魅力ですが、見た目が一般住宅だからこそはじめてのお客にとっては「どんなところかわからない」という不安も持たれがちです。

積極的に情報発信をし、サロンの存在やその雰囲気を知ってもらったうえで安心してお客に来てもらえるよう工夫しましょう。マツエクの中でもここが得意、強み、というものがあればそこもしっかりアピールしていくことが大切です。