自宅でのネイルサロン開業を成功させるための3つのコツとは?

自宅でネイルサロンを開業したいと考えた場合には、そのメリットとデメリットをしっかりと事前に知ったうえで、自宅開業を成功させるためのコツを知っておく必要があります。

自宅でのネイルサロン開業のメリット

自宅でのネイルサロン開業のメリットとしては、おもに以下のようなものが挙げられます。

  • ・開業時のコストをぐっと抑えられる
  • ・通勤にかかる時間とコストをゼロにできる
  • ・予約が入らない空き時間で家事などもできるなど融通がききやすい

自宅でのネイルサロン開業の最大のメリットは、やはりコスト面です。店舗の保証金や家賃などがかかることなく、自宅の一室を使えば改装費用などもとことん抑えられ、通勤のための交通費すらかからないというのは、自宅開業でしか得られない大きなメリットです。

また、ネイルサロンとして使う部屋以外は通常の生活空間なので空き時間に生活空間で家事などを手軽にこなせるという効率のよさも見逃せないメリットです。

自宅でのネイルサロン開業のデメリット

自宅でのネイルサロン開業のデメリットとしては、おもに以下のようなものが挙げられます。

  • ・不特定多数の人をお客様として家にあげることになるため安全面のリスクがともなう
  • ・サロンの住所などを公開しなければ集客が厳しくなる可能性が高いため、自宅住所が多くの人に知られてしまう
  • ・生活臭に気をつけなければいけない
  • ・サロン内に生活感が出ると安っぽく思われてしまう

やはり自宅の住所などが知られる、家に多くの他人をあげることになるなど、セキュリティ面の問題がもっとも大きなデメリットです。

だからといって「友人知人しか呼ばない」「自宅住所は一般公開せず、SNSなどで予約を入れてくれた人だけに教える」などというやり方をしていては、利用客は増えません。友人知人から口コミでどんどんお客様が増えるというのはほんの一握りのサロンだけですし、赤の他人が自宅住所すら公開していないネイルサロンをわざわざ選んで予約を入れるという可能性も少ないというのが事実です。

また、生活臭や生活感がネイルサロン部屋にまで伝わってしまうと、サロンの雰囲気が台無しになります。その分安くする!という手もありますが、それはお客様に安かろう悪かろうの印象を与えてしまいかねません。

自宅でのネイルサロン開業を成功させるための3つのコツ

自宅でのネイルサロン開業を成功させるためには「自分にとって都合のいいメリットにばかり目を向けず、きちんとデメリットにも向き合う」ということが大切です。

そのためには、とくに以下3つのコツを意識しましょう。

1. セキュリティ面の強化

住所を知られたり多数の人があがってくるなどセキュリティ面の問題が出るため、セキュリティ会社と契約したり、ネイルサロンとして使っている部屋から外の部屋への行き来には鍵が必要な状態にするなどしてセキュリティを高める工夫をする

2. プライバシーの確保

「玄関から一番近い部屋をサロンとして使い、そのほかの部屋のドアはすべて閉めておく」「玄関から出入りしてもらうのではなく、サロン部屋専用の出入り口をもうける」などしてサロンからほかの生活空間が見えないようにする

3. 常時清潔感を出す

サロン内は常に清潔にしてお客様が来る前には消臭剤なども使い、さらに空気清浄機を設置するなどして生活臭に配慮する

さらにプラスアルファのコツとして、飲み物(コーヒー・紅茶・お茶など)やお菓子が自由に楽しめるくつろぎスペースを用意する、フットマッサージ器を用意してネイル中にむくみがちな脚をほぐしてもらう、などといったお客様目線のサービスを加えることができればより理想的です。

自宅でのネイルサロン開業成功のコツはデメリットと向き合うこと

自宅でのネイルサロン開業は、貸店舗を使っての開業と比べるとコストがかからず時間などの融通もききやすいという非常に大きなメリットがありますが、その魅力にばかりとりつかれて安易に開業するのは禁物です。

セキュリティ面をはじめとしたデメリットもいくつか存在するということを理解し、そのデメリットと向き合ったうえでデメリットを軽減・解消していくためのコツを実践しましょう。